「山歩きの会」の感想

             (10,11,12月)

     12月11日

     ごめんなさい。感動的なことは沢山あったはずなのに。

     有難うございます。宮武さん。今日のあなたのお話は大変うれしかった

    と思います。

     数日前に青年の森でお会いした大阪の人とのお話です。

    「紀伊への道を教えてくれへんか」(大阪の人)

    「どうして」(宮武さん)

    「六十谷へ行く道は知ってるけど、コンクリートの道でおもろーない」

    「そんなことないで。いっしょに行こか。コンクリートの道なんか

     歩かせへんで。ええ道歩かせたげるさけ。芝生の道歩かせたげるさけ。」

     (私、芝生の道? そんな道あったかな。???)

     とにかく、みんなで、鉄塔コースを一緒に行ったら。

     別れぎわに、大阪の人はお礼を言いながら言ったそうです。

    「おおきに。ええ道あったんやな。

     あんたら、こんなええとこに住んでんのんか。

     そんなら、どこの山にも行かんでもええわな。

     うらやましいことやなー。」



     (私。そんなええとこに住んでます。ごめんなさい。

      そやさけ。皆に喜んで来ていただけるように山道の手入れを

      しています。それは地元の人間のつとめです。

      皆でいっしょに楽しく。

      大阪の人も、和歌山の人も、みんな来てよ。

      和歌山の有功の山はほんまにええ山やで。

      地元の他の人も、みんなで頑張ってます。

      有功の山へ。つれもて、遊びに来てやってください。

      それでこそ、地元の人間も、頑張りがいあるというものです。

      そのうち、有功の山は和歌山の「山歩きのメッカ」になります。)   



     10月23日

     出発時間にあわすように降り出した雨です。小止みを待って、全員

    雨具を着て、出発されました。皆さんの雨にも風にも負けない根性に

    感心しました。

     この日はOさんが珍客S氏を連れてこられた。話を聞くと、坐禅に

    ついて彼らの会員120人ほどの前で話をして欲しいとの事。私にとって

    願ってもない機会を与えていただいて。感謝の気持ちとともにお引き

    受け致しました。

    一時間半の時間を戴いたのですが、どのように絞り込んでまとめるか、

    準備期間が3か月もあるので、一般受けする話になるようによく考えよう。

    この苦労は必ず後に生きると考えています。



     10月16日

     きょうは秋晴れのよいお天気でした。午後、からだの調子の思わしく

    ないご婦人、お二人をご案内させていただきました。ゆっくりゆっくり

    としか歩けません。彼女たちは初めていうこともあり、景色を十分に

    楽しみながら、歩かれました。

     私たちが急ぎ足で通りすぎ、見落としがちなところを丹念に鑑賞し

    ながら楽しんでおられました。いろいろな山歩きがあることを気付か

    せて頂きました。

     これからも、いろんな人をご案内したいと思いました。

     最近思うこと『山は名医である』、どのような病気にも優しく働いて

    くれる名医。そのように思ったりしています。私はいろいろな患者さんを

    ご案内したいと思います。

     私が思うに、世の中には体の病気のみならず、不幸や悩みといった

    ものを背負った病人さんがたくさんおられます。

     体も心も、山が癒してくれるはずです。山は人知を超えた名医です。



     10月2日

     10月最初の日曜日です。晴天の下。15人の参加。

     駐車場はまだガラガラ状態です。いつか満車状態で2段目を使わ

    なければならない日が来るとうれしいです。

     今日は初めてのご夫婦をご案内しました。

     奥さんが和歌山放送の熱烈なファンで先日この山歩きの会や登山口

    駐車場について知られたそうです。

    (私がお送りしたお便りを読んでくれたそうです)

     この会の前日に、お二人で岩神観音、岩神山へ上られたそうです。

     また放送で私のホームページも知り読んでくれたそうです。

     私が紀伊風土記の丘と比較して、如何にもこちらの山がいいように

    書いているので少しは反論してやろうという気持ちもあったそうです。

     でも岩神山からの眺望の素晴らしさで自慢するのも無理はないと

    納得してくれたそうです。よかったなかなかはっきりものを言う方なので

    まかり間違えば、もし敵に回せばと思うと冷や汗ものです。

     正しいことを、はっきり言える素晴らし奥様です。

     ご主人はにこやかな笑顔の穏やかな方です。私がこの山をイベントの

    ある山として売り出したいと言うお話をさせていただきました。

    笑顔で聞いてくれました。おかげで私の決意が固まりました。

     久しぶりに来てくれた福ちゃん夫婦は自分たちで山歩きをされている

    そうです。ヘビが怖いと言っていたマスターも山の魅力に取り付かれて

    「ヘビは怖いことは怖いけど」、自分たちで歩けるようになたのです。

     りっぱな卒業生といえるでしょう。

     この日は大きな網を持ってこられて「あけび」(別名あせび)を

    取る積もりで来られていて、私たちと脇道へ。

     最初に取られた分でご相伴に預かり、上品な、すっきりした甘さを味わい

    ました。

     木登りの下手な私は、直ぐに福ちゃんを「有功の山のお猿さんと」命名し

    ました。木登りが大変上手で驚きました。

     帰りに初参加のご夫婦を『握佛お会式』が行われている大同寺にご案内

    しました。赤い大きなのぼりが立ち並び、人出でにぎわっていました。

     大同寺から帰られる藤原さん(?)の奥さんのタクシー代わりをしていただく

    ことになりました。

     ご自分から買って出て、喜んで和歌山駅の西まで「帰り道ですから」と親切に

    乗せて帰られました。大変感じのいい方たちでした。

     書き忘れるところでした。大変元気な奥さん、人に歴史ありというか、ガン

    を患われて大変な時期があったそうです。手術を受け、薬も飲んでいるときに、

    お医者さんは今までどおりの生活でいいですよ。と言われたけれど。

     それならまたガンにと考えられて、生活習慣を変えるために歩き始め、

    今は主に紀伊風土記の丘、そして他の山にも出かけられているそうです。

     今までの最長時間はふもとから高野山への6時間超だそうです。

     大病から山歩き、病気は違っても直川の宮武さんと同じパターンです。

     今私たちの会に「山を歩けば元気になる」の体験者がもう一人増えました。

     皆同じ事を言います。心も体も元気になりましたと。

     何かおっしゃっていました。元気元気だけど鏡を見ると・・。

     後は忘れました。

    そのような元気な人たちで、この山をもっともっと賑やかにしたいと思っ

    ています。

     (もし記憶違いなどで書き間違いなどがあれば済みません。)

     彼女はインターネットができます。ホームページを読んでくれそうです。

     先に逃げを打っておく、一つの生活の知恵かな。

     言ってくれていた、広報のほうもよろしくお願いします。(奥様へ)